「特別教育もE-ラーニングで完結できれば助かるのに……」と考える方も少なくないでしょう。では、果たして“E-ラーニングだけで特別教育は完了”とみなしても問題ないのでしょうか?
結論から言えば大丈夫です!
なぜ実技教育は対面必須なのか?
そもそも厚生労働省の通達では、特別教育における「実技教育」は“対面で行うこと”が義務付けられています。ここが大きなポイントです。
研削といしの取り替え作業は、一歩間違えば大事故につながる可能性が高い危険作業。動画やオンライン教材だけでは、受講者が正しく作業手順を実践できているかどうかを十分に確認することが難しい面があります。対面指導であれば、その場で受講者の作業を見て、姿勢や動きの癖、危険な操作などを即座に指摘・修正できるため、実践的かつ確実な教育が可能になります。
課題とコンテンツを駆使した独自の方式が解決策
その為貴社にて実施して頂く際、このような法律の趣旨から、弊社独自の「e-ラーニングコンテンツ」と実技課題により指導させて頂き、スムーズに御社内で「対面の実技実施」が終了し、実技課題の提出が確認できましたら修了証を発行させて頂きます。
知識とスキルの両輪で事故を防ぐ
研削といしの取り替え作業を安全に行うには、「知識」と「スキル」の両方が不可欠です。たとえば、作業の正しい手順や関連法令をいくら暗記していても、実践で作業姿勢や機材の扱い方が誤っていれば事故は防げません。逆に、手の動きに慣れていても、安全に関する理論を理解していなければ、危険を見落としてしまうかもしれません。
だからこそ、オンラインによる座学で“知識”を身につけ、実技教育で“スキル”を磨くという両輪を回すことが大切なのです。
まとめ:E-ラーニング+対面実技でより安全に
結論として、**「E-ラーニングのみで特別教育を終えていいのか?」という問いに対しては、「座学部分はE-ラーニングで効率的に学び、実技は対面で確実に実施することが必要」**とお答えします。
オンライン学習の利点を最大限に活かしながら、法律で義務づけられた対面による実技指導を組み合わせる。こうしたハイブリッド方式を取り入れることで、貴社のニーズに合わせた柔軟で効率的な特別教育を行うことが可能になります。
法令をクリアするだけでなく、社員の安全意識や技能を底上げして事故の発生を防ぐ――この両立こそが、今求められている特別教育のかたちではないでしょうか。